イベント・レース詳細
パリ大賞(Grand Prix de Paris)は、1863年に創設されたフランス最初の国際レースとして知られています。日本ではパリ大賞典という表記で紹介されることもあります。フランスとイギリスが戦争をしていた時代背景の中、イギリスに後れを取っていたフランス競馬の近代化を図る目的で創設されました。そのため、仇敵であるイギリスの競走馬と直接対決し、それを破るチャンスであるともとらえられていました。
1971年のグループ制が導入されると同時に、G1レースとして格付けされています。また、創設から長い間3000メートルで施行されていましたが、1980年代の後半から施行距離の見直しが進められた結果、2005年以降は芝2400メートルで施行されています。
凱旋門賞(G1)が創設されたことで最高賞金の座を奪われることになり、さらに愛ダービー(G1)の賞金増加や国際競走となり国際的地位を上昇させたことで、レースの意義について見直しを行う必要に迫られました。そのため2005年に発表されたフランス競馬改革の一環で2005年に2400メートルで施行などが行われた結果、仏ダービー(G1)からパリ大賞に出走する流れができています。
今回開催が決定している、パリ大賞 2024の開催日やコースについての詳細は以下の通りです。
イベント・レース名 | パリ大賞 2024 |
開催日 | 2024年7月13日(土) |
会場 | フランス・パリロンシャン競馬場 |
コース | 芝2400メートル |
レースで使用されるパリロンシャン競馬場は、1857年に開場されたロンシャン競馬場を前身としています。前身のロンシャン競馬場自体も1800年代開場とかなり古く、これまでに幾度となくスタンドの増改築をはじめとする改修工事が行われてきました。直近での大きな回収となったのは2015年から2018年にかけて行われたもので、スタンド改修に加えて馬場のオールウェザー化が実施されています。この大改修を終えたタイミングで、現在のパリロンシャン競馬場という名称に変更されました。
競馬場内のコースは5種類と豊富に提供されていて、それにより様々な距離のレースの開催が可能になっています。それぞれ大外回り(約2750メートル)・中回り(約2500メートル)・小回り(約2150メートル)・第3コーナーポケットからのスタート(約1400メートル)、そして直線コース(約1000メートル)に区分されます。なお、今回の芝2400メートルの距離は大外回りのコースで開催されます。
今回のレースは、バックストレッチ区間(約1000メートル)・コーナー区間(約900メートル)・スタンド前直線区間(約533メートル)の3パートに分かれているのが特徴です。バックストレッチ区間は途中からコーナー区間に差し掛かるまでの上り、コーナー区間を過ぎたところからスタンド前直線区間に入る手前のフォルスストレート(偽りの直線)にかけては下り勾配があります。
さらに下り坂直後に平坦なフォルスストレートと呼ばれるエリアがあるのですが、コーナー後の平たんになる箇所なので、直線に出たと勘違いしてペースを上げすぎることにつながります。このことからラストスパートをかける前にバテてしまい失速することにもなる面白いコースとなっています。
パリ大賞の出走馬は開催年により大きく変動しますが、昨年は8頭立てで行われました。今回のパリ大賞 2024の出走馬情報について、ニュース記事などを参考にまとめたので参考にしてください!
注目の競走馬 | 注目ポイント |
ルックドヴェガ(Look De Vega) | 2024年直近の成績は条件戦と仏ダービー(G1)を制覇する結果を残しています。デビューからここまで無傷の3連勝を果たしており、急激な人気上昇となりました。次走として今回のパリ大賞を選択する場合は、さらに距離を伸ばしたレースへのチャレンジとなります。この競走馬の適正距離がどこにあるのか、活躍が期待されます。 |
ファーストルック(First Look) | 2024年直近の成績はギシェ賞(G3)を2着としたあとで、仏ダービー(G1)も2着で終える結果となりました。デビューからまだ重賞勝利の経験がありませんが、ここまで3着以内に入っていることから、その好調さをうかがうことができます。今回のレースの2400メートルの長丁場をどうさばくかに期待が集まっているところです。 |
エゼリヤ(Ezeliya) | 2024年直近の成績はサルサビルステークス(G3)と英オークス(G1)を制覇しています。前走までに重賞を連勝を果たすことになったエゼリヤは今年の秋に凱旋門賞(G1)への出走を視野に入れていることが報じられました。凱旋門賞と同じ競馬場で、さらに同じ距離で開催される今回のパリ大賞を足がかりとする可能性はありますね。 |
前回レースの結果
前回2023年7月15日(土)に開催されたパリ大賞 2023では、1番人気のフィードザフレームが制覇しています。フィードザフレームは最後方からのスタートとなりましたが、他の競走馬が良い位置を取る中で最後には突き抜けることに成功し、最初の位置がまるで嘘であるかのような劇的な勝利を果たしています。
2着は1馬身差で3番人気のアデレードリバー、そこからさらにクビ差で3着に2番人気のソウルシスターが入りました。フィードザフレームは2023年開催の前走である仏ダービー(G1)で完敗し初黒星となりましたが、今回のレースでライバルたちを退けて復調しています。
おすすめのブックメーカー
今回開催が決定しているパリ大賞 2024は、ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリからオッズが公開されると即座にベット可能になります。出走するすべての競走馬に対して、払い戻し率を表すオッズが付けられることになっています。このオッズの値をベット額と掛け合わせた額が実際のリターン額になっています。
競馬カテゴリで提供されるオッズの種類でよくあるのは、1着になる馬を予想する単勝・3着以内に入る馬を予想する複勝がありますね。これらのオッズの値は各ブックメーカーサイトによって違うこともあるので、ベットを希望する競走馬のオッズを各サイトで一度チェックしてみるのはありですね。このオッズの値は調子が良く強いなど、競走馬の人気が高くなるにつれて数値が低くなっていきます。
その反対で、優勝に絡みそうにないなどの理由から競走馬の人気が低くなるほど、オッズが高くなるのが特徴です。実際にベットするときは好きな競走馬を選択すると思いますが、オッズの値が高くなるほど予想が外れやすくなっていくので、そのリスクを踏まえたうえでベットするようにしましょう。
それではここで、各ブックメーカーのオッズを確認していきます!
2016年に創立されたスポーツベットアイオー(Sportsbet.io)は、競馬をはじめとする様々なスポーツカテゴリへのベットが可能となっているブックメーカーサイトです。同じ競馬レースがベット対象になった場合に、オッズが他のサイトより高くなったりすることが多いですね。さらに、ベットする際にオッズの引き上げができる独自機能の利用もできるので、予想に自信のあるときには積極的にリターンを高める行動をとることも可能です。
2021年に日本市場に参入したステーク(Stake)は、ビットコインなど多くの種類の仮想通貨を決済方法として用いることができるのが特徴のブックメーカーサイトです。もちろん法定通貨を決済方法として利用することができますが、アカウントのウォレット内で通貨毎に残高を確認できるため通貨単位が違うことで起こる金銭感覚の狂いはでないでしょう。最近は競馬カテゴリの取り扱いを始めたので、そこで今回のレースのオッズが公開予定です。
2007年に創業したワンバイベット(1xBET)は、東欧圏最大規模を誇るブックメーカーサイトといわれています。その評価からもわかる通り、サイトを見ればところ狭しとスポーツカテゴリや各試合に対するオッズが表示されています。少なくとも1日に1,000を超えるオッズが公開されているので、いつでも好きなときにベットすることができるようになっています。ちなみに、今回のレースのオッズは競馬カテゴリで公開予定です。
最高のボーナス
ここまで記事中でも触れましたが、ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)でオッズが発表され次第、ベットできるようになります。その条件に当てはまるブックメーカーサイトはかなりあると思いますが、リターン額を重視するのであればオッズが高いサイトで遊び始めるべきでしょう。
また、そのサイトに新規登録を行う場合は、新規登録者限定で利用できるウェルカムボーナスを提供するサイトを選択すれば、初めてスポーツベットで遊ぶときにお得です。なおここでボーナスというのは、各ブックメーカーサイトから条件付きで提供される追加資金のことをイメージしてください。
ここからは今回紹介したおすすめブックメーカーの、ウェルカムボーナスの提供についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
ブックメーカー | ボーナス内容 | ボーナス最大額 |
スポーツベットアイオー | VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる |
ステーク | VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる |
ワンバイベット | 入金額の120% | 78,000円まで |
上の表は、ウェルカムボーナスのみをまとめています。その他のボーナスについては、各サイトで提供されているプロモーションページを確認するようにしてください。
ワンバイベットの「入金額の120%」とは、アカウント登録後の初回入金時に最大120%のボーナスをもらえる仕組みのことです。ただし、この入金額によって100%~120%の間でボーナス額の割合が変動するので、希望する入金額でいくらもらえるかを確認しておくのが良いでしょう。
一方で、スポーツベットアイオーやステークは、ウェルカムボーナスを提供していません。ただし、新規プレイヤーのボーナスがないだけで、既存のプレイヤーへのボーナスについては通常通り提供されているので、こちらはプロモーションページを確認してください。
もしボーナスを利用する場合、それぞれのボーナスの禁止事項や出金条件(賭け条件)が明記された「ボーナス利用規約」を読むことで、ボーナス失効や出金できないといったトラブルを発生しにくくしてくれるのでおすすめです。
まとめ
この記事ではフランス・パリロンシャン競馬場で開催される「パリ大賞 2024」について、イベントスケジュールやコースレイアウトだけでなく、注目の競走馬に関する情報もチェックすることができました。試合のオッズを取り扱う予定のおすすめブックメーカーやそこで提供されるウェルカムボーナスも把握できたと思います。
今回のレースでは3歳の牡馬・牝馬である競走馬が、芝2400メートルの馬場を走ります。スタートからコーナー区間にかけて続く、パリロンシャン競馬場特有の勾配を走破する脚力が求められるほか、下り坂終わりのフォルスストレートにおけるペース配分を間違わずに本当に直線に入ったタイミングでスパートをかけてほしいですね。
パリ大賞(G1)は、記事で紹介したおすすめブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリから今後オッズが発表される予定となっています。各サイトのアカウント登録はすぐに完了するので、まずは登録を済ませていつでもベットできるように準備を進めましょう!
パリ大賞(G1)FAQ
Q.レースの開催予定日は?
A.パリ大賞 2024は、2024年7月13日(土)にフランス・パリロンシャン競馬場で開催される予定です。
Q.注目の競走馬はどれ?
A.ルックドヴェガ、ファーストルック、エゼリヤなどの競走馬が挙げられますが、その他にも芝馬場で2400メートルクラスの距離を得意とする3歳の牡馬・牝馬である競走馬も候補に入るでしょう。
Q.レースはどのようなコースで行われる?
A.芝2400メートルで、右回りにコースを走ります。競馬場の大外回りのコースをゴールまで走ることになりますが、芝コースを走り抜けるスピード・勾配を走破する脚力・そして下り坂直後のフォルスストレート以降に適切なスパートをかけるタイミングが重要なコースとなります。
Q.何頭立てでのレースになりますか?
A.パリ大賞の出走枠は開催年ごとに変動しますが、前回の2023年開催時は8頭立てでレースが行われました。