イベント・レース詳細
イスパーン賞(Prix d’Ispahan)は、1873年に創設されたフランスギャロ主催の競馬レースです。最初に開催されたのは7月で、本来ならこの時期にパリロンシャン競馬場でレースが行われることはないのですが、パリを訪問していた当時のイラン皇帝の歓待のため特別開催となったのがこのレースとなります。ガージャール朝の首都エスファハーンにちなんで命名されたのが由来となっている形です。
当初は3000メートルで施行されていましたが、翌年からは2400メートル、1891年からは2200メートルと徐々に短縮して開催されるようになってきました。現在の施行距離は1850メートル、4歳以上が対象の古馬レースに変化しています。また開催時期も7月から5月に行われるように変更されました。
イスパーン賞で優勝した競走馬は世界的な名馬へと飛躍することがある他、秋に開催される凱旋門賞(G1)を制覇することも多いです。このレースへのフランス国外からの挑戦は非常に珍しいのですが、日本馬も挑戦しており2016年にはエイシンヒカリが2着に10馬身差と大差をつけて勝利することもありました。
今回開催が決定している、イスパーン賞 2025の開催日やコースについての詳細は以下の通りです。
イベント・レース名 | イスパーン賞 2025 |
開催日 | 2025年5月25日(日) |
会場 | フランス・パリロンシャン競馬場 |
コース | 芝1850メートル |
レースで使用されるパリロンシャン競馬場は、1857年に開場されたロンシャン競馬場を前身とする競馬場です。1800年代とかなり古い競馬場であることからも自明ですが、これまでにスタンドの増改築をはじめとする改修工事が何度も行われています。直近では2015年から2018年にかけて大改修が行われており、スタンド改修に加えて馬場のオールウェザー化が同時に行われています。この大改修を終えたタイミングで、現在のパリロンシャン競馬場という名称への変更も行われています。
競馬場内のコースには5種類あり、様々な距離のレースを開催することが可能になっています。この5種類はそれぞれ、大外回り(約2750メートル)・中回り(約2500メートル)・小回り(約2150メートル)・第3コーナーポケットからのスタート(約1400メートル)、そして直線コース(約1000メートル)となっています。なお、今回の芝1850メートルの距離は大外回りのコースで開催されます。
今回のレースは、バックストレッチ区間(約400メートル)・コーナー区間(約900メートル)・スタンド前直線区間(約533メートル)の3パートに分かれています。バックストレッチ区間はコーナー区間に差し掛かるまでの上り坂、コーナー区間を過ぎたところからスタンド前直線区間に入る手前のフォルスストレート(偽りの直線)にかけての下り坂と勾配があります。下り坂直後に平坦なフォルスストレートがあるのですが、そこで直線に出たと勘違いしてペースを上げすぎてしまうと、本当にラストスパートをかけるタイミングでバテて競走馬が失速することにつながってしまうのが特徴です。
イスパーン賞の出走馬は開催年により大きく変動しますが、昨年は8頭立てで行われました。今回のイスパーン賞 2025の出走馬情報について、ニュース記事などを参考にまとめたので参考にしてください!
注目の競走馬 | 注目ポイント |
マップオブスターズ(Map of Stars) | 2025年直近の成績はアークール賞(G2)を制覇したあと、ガネー賞(G1)を2着で終えています。前走で負けてしまったことで2024年10月のデュノール大賞典(L)から続いた連勝を3で止めています。2000メートル前後で成果を出したので、今回のレースに出走するならデビュー戦以来の1800メートルクラスを走る形になりそうです。 |
オリゾンドレ(Horizon Dore) | 2025年直近の成績はアルクール賞(G2)を2着としたあと、ガネー賞(G1)を5着となりました。2023年9月のドラール賞(G2)以来勝利から遠ざかっていますが、直近では3着以内に入ることもあり復調の兆しを見せています。前年のイスパーン賞でも2着に入っていることから、今回のレースでの走りにも期待することができそうです。 |
ソジー(Sosie) | 2025年直近の成績は凱旋門賞(G1)を4着としたあと、ガネー賞(G1)を制覇しています。前々走で4着になった以外はすべて3着以内に入っており、安定した成績を残しています。今回のレースに出走した場合は、通算3回目のG1レース制覇を目指して走ることになります。現在はレースに向けての調整を行っているものと思われます。 |
前回レースの結果
前回2024年5月26日(日)に開催されたイスパーン賞 2024では、1番人気のマルキーズドゥセヴィニエが制しています。マルキーズドゥセヴィニエはスタート直後は他の競走馬に先頭を譲り5番手でレースを進行することになりました。最後の直線に入ると馬場の中央寄りに進路を寄せてスパートをかけ、他の競走馬との叩き合いを制しゴール前で競り勝つ形で勝利を収めています。
2着は短アタマ差で6番人気のオリゾンドレ、そこからさらに3/4馬身差をつけて5番人気のアヤザークが3着に入りました。マルキーズドゥセヴィニエは2024年4月のジャックラフィット賞(L)から2連勝としており、2023年7月のロートシルト賞(G1)や2023年8月のジャンロマネ賞(G1)に続く3回目のG1レース制覇を飾ることができています。
おすすめのブックメーカー
今回開催が決定しているイスパーン賞 2025は、ブックメーカーにある競馬(競走馬)カテゴリからオッズが発表された場合にベットできるようになります。各レースの競走馬にはオッズが設定されますが、このオッズは予想が的中した場合のリターン額計算に用いられます。いわゆる、払い戻し率のことですね。
競馬レースの主要なオッズとして、単勝(1着になる馬を予想)や複勝(3着以内に入る馬を予想)を提供するサイトが多いですね。設定されるオッズの値は、多くのプレイヤーにベットされる人気の競走馬ほど数値が低くなるのが特徴です。
反対にオッズが高い競走馬というのは、何らかの理由で不人気であるためにベットされない競走馬ということになります。このような高いオッズを持つ競走馬にベットする場合は、高額なリターンをゲットできる可能性がある一方で予想が的中しにくいという、ハイリスクハイリターンなベットであることを覚えておきましょう。
それではここで、各ブックメーカーのオッズを確認していきます!
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)は2016年に設立されたブックメーカーサイトで、その名前の通りスポーツベットに大きく力を入れていることで知られています。同じベット対象でも他サイトより高いオッズが設定されることや、対象となる試合に限定されるもののベット時にオッズの引き上げを可能とする独自機能の利用も可能です。リターン額アップが狙えるのが、このサイトの最大のメリットといっても良いでしょう。
ステーク(Stake)は2021年に日本市場に参入したブックメーカーサイトで、とりわけ仮想通貨に特化した入金・出金が行えるのが特徴の1つと言えるでしょう。その他の特徴としては仮想通貨や法定通貨といった資金を通貨別に管理できることが挙げられます。野球・サッカー・卓球など誰もが知るスポーツから、それ以外のマイナースポーツまでもがベット対象となっているので、好きなスポーツを応援する感覚でスポーツベットが楽しめます。
ワンバイベット(1xBET)は2007年に創業したブックメーカーサイトで、今回のレースのオッズが提供される予定の競馬カテゴリをはじめ、1日に1,000を超える多種多様なスポーツイベントのオッズを提供していることで知られます。そのため、プレイヤーからは東欧圏最大規模を誇るブックメーカーとして評価されています。もちろん競馬カテゴリだけではなく、サッカー・野球などの他のスポーツへのベットもできるようになっています。
最高のボーナス
ここまで何度か触れてきた通りですが、今回のレースのオッズが各ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリで発表されることでベットできるようになります。このようなブックメーカーサイトはかなりの数があるのですが、公開されたオッズの値を比較することで遊ぶサイトを絞り込みやすくなります!
さらに絞り込む場合は、次にそのブックメーカーサイトで提供されるウェルカムボーナスを比較するのがおすすめです。ちなみにボーナスというのは、ブックメーカーから条件付きでもらえる追加資金のことです。仮に利用する場合は、入金額以上の資金を持った状態でスポーツベットを遊び始められるようになります。
今回紹介した3つのブックメーカーで、新規登録者向けに提供されるウェルカムボーナスをまとめてみました。スポーツベットで遊び始める際は、ぜひ参考にしてください。
ブックメーカー | ボーナス内容 | ボーナス最大額 |
VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる | |
VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる | |
入金額の120% | 78,000円まで |
上の表は、あくまで各ブックメーカーサイトのウェルカムボーナスをまとめたものであることに注意してください!その他開催中のボーナスについては、各サイトのプロモーションページをご確認ください。
初めに紹介するのは、ワンバイベットのところにある「入金額の120%」についてです。こちらは、新規登録後の初回入金に限定されますが、入金額の最大120%をボーナスとして受け取れるようになっています。ただし、実際に行う入金額によって100%~120%の間でもらえるボーナス額の割合が変わってくるので、ボーナスを受け取ってからパニックにならないように事前に予定している入金額でボーナスがいくらもらえるかチェックするようにしておいてください。
一方でスポーツベットアイオーやステークには、ウェルカムボーナス提供がありません。ただし、注意してほしいのは新規登録者向けのボーナスの用意がないというだけです。それ以外の既存プレイヤー向けのボーナスはしっかりと提供されているので、プロモーションページを定期的にチェックするのが良いでしょう。これらのサイトは、長く遊び続けるユーザーが恩恵を受けられる仕組みをいくつも提供しています!
もしボーナスを利用するのであれば、利用する各ボーナスの禁止事項や出金条件(賭け条件)について記載されている「ボーナス利用規約」を読んでおくことで、ボーナス利用したことで起こりがちなトラブルを最大限避けることができるようになるのでおすすめです。
まとめ
この記事ではフランス・パリロンシャン競馬場で開催される「イスパーン賞 2025」について、イベントスケジュールやコースレイアウト情報、そして注目の競走馬に関する情報も見てきました。試合のオッズを取り扱う予定のおすすめブックメーカーやそのボーナスも把握できたと思います。
今回のレースでは4歳以上の競走馬が、芝1850メートルの馬場を走ります。第一にスタートからコーナー区間にかけて続く、パリロンシャン競馬場特有の勾配を走破する脚力が求められます。次に下り坂終わりのフォルスストレートにおけるペース配分が重要で、ここを間違うと最後の直線で適切なスパートをかけられずバテて失速してしまうことになることに注意を払って走る必要があるでしょう。
イスパーン賞(G1)は、記事で紹介したおすすめブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリでオッズが発表される予定となっています。各サイトのアカウント登録はすぐに完了します。まずは今回のレースに合わせて、アカウントを登録するところから始めてみてくださいね!
イスパーン賞(G1)FAQ
Q.レースの開催予定日は?
A.イスパーン賞 2025は、2025年5月25日(日)にフランス・パリロンシャン競馬場で開催される予定です。
Q.注目の競走馬はどれ?
A.マップオブスターズ、オリゾンドレ、ソジーなどの競走馬が挙げられますが、その他にも芝馬場で1850メートルクラスの距離を得意とする4歳以上の競走馬も候補に入るでしょう。
Q.レースはどのようなコースで行われる?
A.芝1850メートルで、右回りにコースを走ります。競馬場の大外回りのコースをゴールまで走ることになります。芝コースを走り抜けるスピードや、勾配を攻略するための脚力、そして下り坂直後のフォルスストレート以降に適切なスパートをかけるタイミングの判断が求められるコースとなっています。
Q.何頭立てでのレースになりますか?
A.イスパーン賞の出走枠は開催年ごとに変動しますが、前回の2024年開催時は8頭立てでレースが行われました。