イベント・レース詳細
カドラン賞(Prix du Cadran)は1837年に創設された競馬レースで、フランス競馬において現在に至るまで名称が変更されていないレースのうちジョッケクルブ賞(G1)に次ぐ歴史の長さを誇ります。カドランはフランス語で文字盤を意味しますが、レース名に付いたものはパリ・シャンドマルスにある軍大学校の時計塔を指します。
創設当初は芝2500メートルで開催されていましたが、ここまで多くの施行距離変更が行われており、過去には最大4200メートルまで延長されていました。現在は4000メートルで施行されていて、フランス競馬における長距離最高古馬決定戦として位置づけられています。
1971年にグループ制が導入された際にG1に格付けされており、凱旋門賞ウィークエンドを構成するレースの1つと知られています。そのため、このレースは凱旋門賞(G1)の前日に開催されるのが恒例となっています。
今回開催が決定している、カドラン賞 2024の開催日やコースについての詳細は以下の通りです。
イベント・レース名 | カドラン賞 2024 |
開催日 | 2024年10月5日(土) |
会場 | フランス・パリロンシャン競馬場 |
コース | 芝4000メートル |
レースで使用されるパリロンシャン競馬場は、1857年にロンシャン競馬場という名称で開場されたのが始まりとなります。この前身のロンシャン競馬場は1800年代には開場されており、かなり長い歴史を歩んできました。現在に至るまでには、戦後の競馬再興やスタンドの増改築などを含む歴史的な改修工事が幾度となく行われました。近年では2015年から2018年にかけて大規模改修工事が行われており、増改修された新しいスタンドや馬場のオールウェザー化が進められました。2018年に大改修が完了したあと、現在のパリロンシャン競馬場という名称へと変更されています。
競馬場内は5種類のコースがあり、各コースを組み合わせて利用することで様々な距離のレースが施行可能となっています。コースは、大外回り(約2750メートル)・中回り(約2500メートル)・小回り(約2150メートル)・第3コーナーポケット起点(約1400メートル)、直線コース(約1000メートル)の5つです。今回の芝4000メートルの距離は第3コーナーポケット起点と大外回りのコースを組み合わせて開催されます。
レース自体は第3コーナーに隣接するポケットからスタートし、スタンド側のゴール地点を通過します。その後は途中まで小回りコース沿いを走り、凱旋門賞(G1)などで使われるバックストレッチとの交点から大外回りのコースに入っていくのが特徴です。大外回りコースに入るとコーナーに差し掛かるまでの上り坂や、コーナーから最後の直線区間に入る手前のフォルスストレート(偽りの直線)には下り坂など勾配があります。この平坦なフォルスストレートに入った時に直線と勘違いしてペースを上げてしまうと本当にラストの直線で競走馬が失速するケースもあります。そのため、高低差を乗り切る脚力やスタミナに加えて、ラストスパートをかけるタイミングが重要となります。
カドラン賞の出走馬は開催年により大きく変動しますが、昨年は6頭立てで行われました。今回のカドラン賞 2024の出走馬情報について、ニュース記事などを参考にまとめたので参考にしてください!
注目の競走馬 | 注目ポイント |
キプリオス(Kyprios) | 2024年直近の成績は英ゴールドカップ(G1)とグッドウッドカップ(G1)を制覇しています。ここまで重賞レースを含む4連勝が続き好調です。凱旋門賞(G1)への出走を目指すことを否定することが報じられているため、今回のカドラン賞に出走する可能性が残されています。現時点での次走は愛セントレジャー(G1)となります。 |
セヴェンナズナイト(Sevenna’s Knight) | 2024年直近の成績はサンクルー大賞(G1)を6着としたあと、グラディアトゥール省(G3)を制覇しています。前走に敗れたことで連勝を2で止め、G1初制覇も逃しています。これまで2500メートル~3000メートルクラスを走っているため、今回のカドラン賞への出走で、まだ未経験である4000メートルの長距離を走ることになります。 |
タワーオブロンドン(Tower Of London) | 2024年直近の成績はヨークシャーカップ(G2)を5着で終えたあと、カラカップ(G2)を制覇する結果を残しました。現在はオーストラリアのメルボルンカップ(G1)への遠征計画があると報じられていて、それまでに9月開催の愛セントレジャー(G1)や10月に開催される今回のカドラン賞に出走する可能性が出てきている状態です。 |
前回レースの結果
前回2023年9月30日(土)に開催されたカドラン賞 2023では、1番人気のトゥルーシャンが制覇しています。トゥルーシャンはスタート直後先頭に交じり主導権を握ったあと、先行馬にピッタリと付いて追走。直線に入りスパートをかけると、後続を寄せ付けない余裕を見せ、そのままゴールし勝利することになりました。
2着は4馬身差で5番人気タイのムーンウルフ、そこからさらに3馬身1/2差をつけて4番人気のランフォーオスカーが3着に入りました。トゥルーシャンは今回のレースで勝利したことで2021年以来となるカドラン賞2勝目、さらに通算3度目のG1レース制覇となりました。
おすすめのブックメーカー
今回開催が決定しているカドラン賞 2024は、ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリからオッズが発表されることで、ベットできる状態となります。ベット対象となったレースに出走する各競走馬にオッズが付与されますが、このオッズは払い戻し率のことを意味しています。もし仮に予想が的中したときには、ベット額とこのオッズの値を掛け合わせたものをリターン額として受け取ることができます。
競馬カテゴリで提供されるオッズには、1着になる馬を予想するもの(単勝)や3着以内に入る馬を予想するもの(複勝)が主に提供されます。このオッズの値は、ブックメーカーサイトによって違うことがあるので、同じベット対象であってもリターン額が変わることがあります。なお、優勝候補であるなど好調な競走馬になるとオッズの数値が低くなるのが特徴です。
また、それと反対の事象で、上位に絡む可能性がない競走馬になると、オッズの値が高くなっていきます。もちろん、どの競走馬にベットするのも個人の自由なのですが、競走馬のオッズが高くなるほど予想が外れやすく、ベット額のみを失うリスクがあることは頭に入れてからベットするようにしましょう。
それではここで、各ブックメーカーのオッズを確認していきます!
2016年に創立されたスポーツベットアイオー(Sportsbet.io)は、分かりやすくサイト名にも入っている通り、スポーツベットに力を入れているブックメーカーサイトです。他サイトより高いオッズが設定されることが多く、他にもベットする際に対象のオッズの引き上げが可能となる独自機能が利用できることからも、そのことが分かると思います。なお、今回のオッズは競馬カテゴリから提供される予定で、オッズ公開次第ベットが可能です。
2021年に日本市場へ参入したステーク(Stake)は、仮想通貨での決済に力を入れているブックメーカーサイトです。ビットコインやイーサリアムなどの様々な仮想通貨を決済で利用することができ、仮想通貨が無くても法定通貨での決済が提供されているのが特徴です。また、アカウントに付随するウォレットでは、通貨毎に残高が表示されるようになっています。通貨毎に残高が表示されるため、複数通貨で入金しても資金管理が行いやすいですね。
2007年に創業されたワンバイベット(1xBET)は、東欧圏最大規模を誇るブックメーカーです。サイト内で取り扱われるスポーツカテゴリが豊富であるだけでなく、それらのカテゴリで開催される世界中のリーグや大会をあわせ、1日に1,000を超えるオッズを公開していることからも、その規模の大きさが把握できると思います。今回の競馬レースを含め、24時間ベットしたいときに何かしらのスポーツにベットできるようになっています。
最高のボーナス
記事中で触れてきた通り、ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリからオッズが発表されることでベットできます。なお、このようなブックメーカーサイトはかなり多いので、どこで遊ぶか決めかねる場合は記事で紹介したおすすめサイトを選択しましょう。
また、新規登録を行うのであれば、そのサイトのウェルカムボーナスに注目してみてください。もし、ウェルカムボーナスがある場合、お得に遊び始められる可能性があるので積極的に利用することをおすすめします。ちなみに、ここでいうボーナスとは各ブックメーカーサイトから提供される条件付きの追加資金といえば分かりやすいと思います。
ではここから、各おすすめブックメーカーのウェルカムボーナスを確認していきます。
ブックメーカー | ボーナス内容 | ボーナス最大額 |
スポーツベットアイオー | VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる |
ステーク | VIPリワーズ有り | ボーナス金額はVIPレベルによる |
ワンバイベット | 入金額の120% | 78,000円まで |
上の表は、各サイトで紹介されているウェルカムボーナスのみをまとめました。それ以外に開催中のボーナスやキャンペーンについては、各サイトのプロモーションページから確認するようにしてください。
ワンバイベットのところにある「入金額の120%」は、新規登録時の初回入金に限定されるものの、入金額の最大120%がボーナスとして受け取れます。ただし、このときの入金額によりもらえるボーナス額の割合が100%~120%と変動するため、実際の入金額でボーナスがいくらになるか事前にしっかり確認しておきましょう。
一方で、スポーツベットアイオーやステークには、ウェルカムボーナスがありません。ただ、新規登録者向けのボーナスがないというだけで、既に登録している方が対象のキャンペーンは定期的に開催されています!何かボーナスを使いたい場合は、定期的に各サイトのプロモーションページを覗いてみましょう。
もし、何らかのボーナスを利用するなら、各ボーナスの禁止事項や出金条件(賭け条件)について書かれた「ボーナス利用規約」をよく読んでおくことをおすすめします。そうすることで、ボーナス条件の消化対象ゲームやボーナス有効期間など、ボーナスに関する疑問やトラブルを解消することにつながります。
まとめ
この記事ではフランス・パリロンシャン競馬場で開催される「カドラン賞 2024」について、イベント日程やコース特徴といったレース情報だけでなく、注目の競走馬の情報もあわせて確認してきました。さらに、試合のオッズを取り扱う予定のおすすめブックメーカーやそのサイトからウェルカムボーナスが提供されるかどうかもチェックできましたね。
今回のレースでは4歳以上の競走馬が、芝4000メートルの馬場を走ります。第3コーナーに隣接するポケットからスタンド前直線を通過し、大外回りのコースを1周してゴールまで戻ってくる長丁場となります。途中の上下勾配に対応できる脚力やスタミナは必須で、フォルスストレートでペース配分を間違うと直線でバテることもあるため、スパートをかけるタイミングも重要になってきます。
カドラン賞(G1)は、記事で紹介した競馬(競走馬)カテゴリを扱うおすすめブックメーカーサイトからオッズが発表され次第ベット可能になります。このオッズが発表される前にいずれかのサイトのアカウントを準備しておくと、スムーズに競馬レースにベットできるようになるからおすすめです!
カドラン賞(G1)FAQ
Q.レースの開催予定日は?
A.カドラン賞 2024は、2024年10月5日(土)にフランス・パリロンシャン競馬場で開催される予定です。
Q.注目の競走馬はどれ?
A.キプリオス、セヴェンナズナイト、タワーオブロンドンなどの競走馬が挙げられますが、その他にも芝馬場で4000メートルクラスの距離を得意とする4歳以上の競走馬も候補に入るでしょう。
Q.レースはどのようなコースで行われる?
A.芝4000メートルで、右回りにコースを走ります。第3コーナーに隣接するポケットからスタンド側直線を経由し大外回りのコースに侵入する流れになります。コース中にある上下勾配を走破するための脚力やスタミナは重要ですが、最後の直線に突入する直前に平坦なフォルスストレートがあるため、スパートをかけるタイミングが重要なコースとなっています。
Q.何頭立てでのレースになりますか?
A.カドラン賞の出走枠は開催年ごとに変動しますが、前回の2023年開催時は6頭立てでレースが行われました。