イベント・レース詳細
安田記念(Yasuda Kinen / Yasuda Memorial)は、1951年に日本競馬会の初代理事長を務めた安田伊左衛門にちなみ安田賞の名称で創設された競馬レースです。競馬番組表などでは、農林水産省賞典 安田記念とも表記されます。創設当初はハンデキャップ競走として施行されていましたが、幾度かの開催時期や条件変更を経て現在の開催条件になりました。
中央競馬における春のマイル王決定戦として位置づけられているG1レースですが、2016年からブリーダーズカップチャレンジの対象競走となっており、優勝馬にはブリーダーズカップマイル(G1)の優先出走権が与えられるほか、それに伴う出走登録料や輸送費用の一部負担が行われるようになっています。
1984年から混合競走に指定されたことで外国産馬が出走可能となり、1993年に国際競走に指定されたことで外国調教馬が5頭まで出走可能になりました。さらに1995年には指定交流競走となり、地方競馬所属の競走馬の出走ができるようになったほか、2005年からは外国調教馬の出走枠を9頭に拡大する変更が行われています。
外国馬や重量条件を満たしたレーティング順位の上位5頭は優先出走できますが、JRA所属馬はマイラーズカップ(G2)・京王杯スプリングカップ(G2)で1着、地方所属馬は先述したレースに2着以内に入ることで優先出走権が得られます。その他にも、高松宮記念(G1)・大阪杯(G1)で2着以内、NHKマイルカップ(G1)3着以内やヴィクトリアマイル(G1)2着以内でも優先出走権を獲得することが可能です。
今回開催が決定している、第75回 安田記念の開催日やコースについての詳細は以下の通りです。
イベント・レース名 | 第75回 安田記念 |
開催日 | 2025年6月8日(日) |
会場 | 日本・東京競馬場(東京) |
コース | 芝1600メートル |
レースで使用される東京競馬場は、1907年に別の場所に開設された目黒競馬場を前身とする競馬場です。目黒競馬場は開設地の借地料が増加したり、立地の関係から施設拡張が望めないといった問題を抱えていたことから移転計画が持ち上がりました。1933年に現在の場所で開場されるのに合わせ、東京競馬場という現在の名称に変更されています。1周2083.1メートル・幅員最大41メートルを誇る芝の本馬場と、その本馬場の内側に日本一のスケールを誇るダートコースが完備されています。
今回のレースは向こう正面にある第2コーナーのあたりからスタートし、そのまま周回コースをゴールまで左回りに走ります。最初のコーナーまで距離があるため、枠順による有利不利はあまり出てこないものと思います。スタートから250メートル地点までは緩やかな下りとなっているのですが、コーナー突入前に上りとなった後でコーナーで再度下りに入るなどアップダウンが連続します。マイル戦であることからスピードが要求されますが、前述した勾配を持つことから競走馬には中距離戦と同等のスタミナと底力も求められます。
安田記念の出走枠は開催年により多少変動するものの、基本的にはフルゲート18頭立てで開催されるレースとなっており、昨年は18頭立てで開催されています。今回の第75回 安田記念の出走馬はまだ正式に決定していませんが、現在までに出ているニュース記事等を参考に注目の競走馬をまとめたので参考にしてみてください!
注目の競走馬 | 注目ポイント |
ソウルラッシュ(Soul Rush) | 2025年直近の成績は中山記念(G2)を3着としたあと、ドバイターフ(G1)を制覇しています。前走は海外遠征で2024年11月のマイルチャンピオンシップ(G1)に続く2回目のG1レース勝利。前走が海外遠征だったため、出走は体調との兼ね合いとなりそうですが、2024年のJRA最優秀マイラーに輝いたその走りに期待したいところです。 |
ジャンタルマンタル(Jantar Mantar) | 2025年直近の成績はNHKマイルカップ(G1)を制覇したあと、香港マイル(G1)は13着となっています。前走は香港遠征で大きく順位を落としてしまいましたが、2023年のJRA最優秀2歳牡馬に輝いた実績があります。遠征から帰国したあと、復調を待って帰厩してから今回のレースに出走するための調整を行うものとみられます。 |
アスコリピチェーノ(Ascoli Piceno) | 2025年直近の成績はゴールデンイーグルを12着としたあと、1351ターフスプリント(G2)を制覇する結果を残しました。前走では海外の舞台でG1レース2勝目を果たしており実力は十分。2025年5月のヴィクトリアマイル(G1)に特別登録されているため、そちらに出走するかどうかによって安田記念回避という可能性もあるでしょう。 |
前回レースの結果
前回2024年6月2日(日)に開催された第74回 安田記念では、1番人気のロマンチックウォリアーが制しています。ロマンチックウォリアーは好スタートを切って5~6番手に付けながらレースを進行する流れをつかみました。最後の直線に入ると外側からのプレッシャーがかかりましたが、それに負けず残り200メートルで先頭に立つことに成功し、そのまま後続を寄せ付けずに押し切ってゴールし優勝を果たしています。
2着は半馬身差で4番人気のナミュール、そこからさらにハナ差をつけて2番人気のソウルラッシュが3着に入りました。ロマンチックウォリアーは今回の勝利で2023年10月のコックスプレート(G1)から続くG1レースでの連勝記録を5に伸ばしています。今回のレースでは、日本国内の多くの有力な競走馬を蹴散らす圧倒的な実力差を見せることになりました。
おすすめのブックメーカー
今回開催予定の第75回 安田記念は、各ブックメーカーサイトにある競馬(競走馬)カテゴリでオッズが発表されることでベットが可能になります。ここでオッズという単語が出てきましたが、これは予想的中時の払戻額を計算するために用いられる払い戻し率のことです。
競馬レースで提供される主なオッズの種類には、1着の競走馬を予想するもの(単勝)や3着以内の競走馬を予想するもの(複勝)があります。ベット対象になったレースに出走するすべての競走馬に対してオッズが設定されますが、設定される値は人気があるかどうかで決まるのが特徴です。人気が高い競走馬であれば、低いオッズが設定されることになります。
また、その真逆のことを考えると分かりやすいですが、不調やケガからの復帰などで上位に絡まないような人気の低い競走馬になるほどオッズが高くなることを意味しています。もちろんオッズが高くなるほどリターンされる額もアップするわけなのですが、予想が外れやすくベット額を失う可能性の方が大きいです。高いオッズの競走馬にベットするときは、それなりの高いリスクがあることを忘れないでください。
それでは、ここで各ブックメーカーのオッズを見ていきましょう!
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)は、スポーツベットに特に力を入れているブックメーカーサイトです。2016年に設立されていますが、同じベット対象でも他のサイトと比べて高いオッズが設定されているのが特徴です。初めてスポーツベットで遊ぶ際は、このサイトのオッズを最初にチェックするとよいでしょう。また、ベット時に対象のオッズを引き上げられる独自機能の利用も可能なので、リターン額上昇を狙えることもあります。
ステーク(Stake)は、2021年に日本市場に参入したブックメーカーサイトです。他のサイトと大きく異なる特徴としては仮想通貨決済に特化していることでしょう。とはいえ、仮想通貨だけでなく法定通貨での入金を行うこともできるほか、野球・サッカーといった日本でも馴染みのあるスポーツをはじめとする多種多様なカテゴリの試合にベットすることができるようになっています。もちろんサイトは日本語対応で分かりやすいですね。
ワンバイベット(1xBET)は、東欧圏最大規模を誇るブックメーカーサイトとして評判を集めています。2007年に創業していますが、今回のレースは競馬カテゴリからオッズが提供される予定になっています。その他にもサッカーや野球といった代表的なスポーツやそれ以外のスポーツも含めて、1日1,000以上のスポーツイベントを対象にオッズが提供されるので、1年中休むことなくスポーツベットを楽しむことができるでしょう。
最高のボーナス
ここまで紹介してきた通り、各ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリでオッズが発表され次第、ベットできるようになります。今回のレースにベットするブックメーカーサイトを選ぶポイントとして、まずはリターン額に直接かかわってくるオッズの比較をしてみるのがおすすめです。
その次にブックメーカーサイトから提供されるウェルカムボーナスの有無をチェックすることで、そのサイトで遊び始めるときに得をすることもあるかもしれません。ちなみにここでいうボーナスというのは、各ブックメーカーで条件付きでもらえる追加資金のことをいいます。
ここでは今回紹介した3つのおすすめブックメーカーサイトのウェルカムボーナスについてまとめてみたので、どのサイトで遊ぶかの判断材料に使ってみてください。
ブックメーカー | ボーナス内容 | ボーナス最大額 |
VIPリワーズ有り | *もらえるボーナス金はVIPレベルによる | |
VIPリワーズ有り | *もらえるボーナス金はVIPレベルによる | |
入金額の120% | 78,000円まで |
上の表では各ブックメーカーサイトからウェルカムボーナスが提供されているかどうかをまとめています。その他のボーナスについては、各サイトのお知らせなどを確認してみてください。
ワンバイベットに「入金額の120%」とありますが、これは新規登録後の初回入金で入金額の最大120%をボーナスとして受け取れる仕組みのことをいいます。入金額により100%~120%の間でもらえるボーナス額の割合が変わるため、自身が予定している入金額でボーナスがいくらもらえるかを把握してから入金を行うと余計な心配をせずスムーズに受け取れるでしょう。
一方でスポーツベットアイオーやステークを見ると、ウェルカムボーナスが提供されていませんね。それだけ聞くとマイナス印象になりそうですが、それ以外の既存のプレイヤー向けのボーナスは定期的に豊富に提供されています。つまり、新規登録時だけでなく、既存ユーザーも得するようになっているのが最大の特徴になっているのです!
ここ以外のサイトでも同じですが、ボーナスを利用する場合は各ボーナスに対して禁止事項や出金条件(賭け条件)が規定された「ボーナス利用規約」を熟読しておくと、出金やボーナスにまつわるトラブルを最大限避けることにつながります!
まとめ
この記事では、日本・東京競馬場(東京)で開催される「第75回 安田記念」のレース日程と使用するコースのレイアウト情報などを見てきました。このレースに出走予定となっている競走馬の情報もチェックしましたが、これらの競走馬には今回のオッズが発表され次第ベットできるようになります!
今回のレースでは3歳以上の競走馬が出走条件となっており、芝1600メートルの馬場を走ります。スタートから最初のコーナーまでは距離があることから位置取りを行う余裕が十分にありますが、続くコーナーでは上下の勾配が続くのが特徴です。マイル戦とはいえど、中距離戦を走るようなスタミナが必要になってくるので、スピードだけで戦うのは厳しそうですね。
安田記念(G1)は、今回記事で紹介したおすすめ各ブックメーカーサイトの競馬(競走馬)カテゴリからベット可能になる予定です。アカウント登録さえ行えばいつでもベットすることができるようになるので、まずは準備から始めてみるのも良いかもしれませんね。
安田記念(G1)FAQ
Q.レースの開催予定日は?
A.第75回 安田記念は、2025年6月8日(日)に日本・東京競馬場(東京都)で開催される予定です。
Q.注目の競走馬はどれ?
A.ソウルラッシュ、ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノなどの競走馬が挙げられますが、その他にも芝1600メートルクラスの馬場が得意な3歳以上の競走馬も候補に入るでしょう。
Q.レースはどのようなコースで行われる?
A.芝1600メートルで、コースを左回りに走ります。最初のコーナーまでの距離が長く枠順の有利不利は出にくいですが、続くコーナーにかけて出現する上下の勾配を攻略する必要があることからスピードだけでなく、中距離戦と同等のスタミナと底力が要求されるコースになっています。
Q.何頭立てでのレースになりますか?
A.第75回 安田記念の出走枠は開催年により多少変動しますが、フルゲート18頭立てでレースが行われる予定です。前回の2024年開催時は18頭立てでレースが行われました。