2021年のジャパン・オータムインターナショナルシリーズについて学ぼう
賭け事やそれに参加しようとしているひとには待望の、2021年オータムインターナショナルシリーズが11月14日から13月5日まで開催されます。準備はいいでしょうか。

賭け事をするひと、これから出場をめざすひと、ようこそ、今年もこの季節がやってきました。洗練された競走馬の芸術のための、日本の秋のトップステークスレースはすでにスケジュールが決まっています。2021年を迎えるにあたり、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズ(JAIレース)の奥深さをご紹介します。

 

ジャパン・オータムインターナショナルとは

日本の競馬は、日本競馬協会(JRA)と全米競馬協会(NRA)によって運営されています。春、秋、冬の3つの季節で国のトップステークスが開催されます。

 

先日、JRAは2021年のJAIレースについて発表しました。これは国内で最も権威のあるG1レースの4つのステークスに、海外の競走馬を招待することを狙ったボーナスプログラムです。エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、チャンピオンズカップがそれにあたります。この大イベントに向けて、まずは各レースの勝利の物語と、各レースを彩った名馬たちの足跡を振り返ってみましょう。

 

2021年のJAIレースのスケジュール

2021年のJAIレースは、以下の日程で開催されます。現時点での賞金総額は以下の通りで、1,372,600,000円となっています。

 

レース名

日付

1着賞金

賞金総額

エリザベス女王杯

11月14日

105,000,000円

226,800,000円

マイルチャンピオンシップ

11月21日

130,000,000円

281,800,00円

ジャパンカップ

11月28日

300,000,000円

648,000,000円

チャンピオンズカップ

12月5日

100,000,000円

216,000,000円

 

ジャパンカップ(G1)

ジャパンカップは、国の名を冠した、国内で最も権威のある賞金も高額なG1レースです。3歳以上の馬を対象としており、設定された体重条件で出走します。安全面を考慮して、最大18頭立てとなっています。

 

今年で41回目を迎え、賞金総額は6億4,800万円。比較的短い歴史ではありますが、JRAは国際的な招待イベントとしての地位を確立することに成功しました。

 

JRAは、日本の競走馬が海外の競走馬と競い合う機会を設け、世界の競馬界との親善を目的としてこのレースを設定しました。現在では、北米、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリアなどから毎年優勝馬が集まり、東京競馬場の芝2400メートルの左回りのコースで競い合っています。

 

注目すべきジャパンカップの21世紀の勝利馬

このイベントは毎年11月の最終日曜日に開催されます。日本のレース全体の中でも特に印象的な勝負をしていることから、世界で最も待ち望まれている年末イベントのひとつとなっています。フランスの凱旋門賞、オーストラリアのメルボルンカップ、ブリーダーズカップ世界選手権に続くイベントです。21世紀に入ってから、最も記憶に残っている勝利馬は以下の通りです。

 

  • テイエムオペラオー:2000年

 

詳細

 

騎手

和田竜二

オペラハウス

父の父

サドラーズウェルズ

毛色

栗毛

生産

杵臼牧場

総獲得賞金額

1,835,189,000円

 

テイエムオペラオーは、日本のサラブレッドのチャンピオン馬です。驚異的なキャリアで、2001年には世界一の賞金王になりました。4歳のときにジャパンカップを含む無敗のシーズンを送り、高年齢馬のチャンピオンとして年度代表馬を受賞しました。2004年にはJRA殿堂入りを果たしました。

 

  • タップダンスシチー:2003年

 

詳細

 

騎手

佐藤哲三

Pleasant Tap

父の父

Pleasant Colony

毛色

鹿毛

生産

Echo Valley Horse Farm and Swettenham Stud

総獲得賞金額

1,084,221,000円

 

タップダンスシチーは、2002年から2005年まで活躍したアメリカのサラブレッドで、1997年に種付けされました。重賞初制覇は、朝日チャレンジカップ。2003年には金鯱賞、京都大賞典、ジャパンカップを制してさらなる飛躍を見せました。8歳になっても金鯱賞で3着に入るなど、トップクラスの成績を残しています。

 

  • アーモンドアイ:2018年および2020年

 

詳細

 

騎手

クリストフ・ルメール

ロードカナロア

父の父

キングカメハメハ

毛色

鹿毛

生産

ノーザンファーム

総獲得賞金額

1,830万ドル

 

アーモンドアイは、世界で最も有望で、成功した競走馬の1頭です。総獲得賞金学は1,830万ドルで、この力のある国際的な牝馬は、世界の競走馬の中でも高い収入を得ている馬の1頭の数えられています。

 

2018年には牝馬三冠を達成。同年のジャパンカップで無敗でシーズンを終えました。この連勝により、2018年の年度代表馬を受賞しました。2019年のハイライトはドバイターフでの初出走と勝利でした。

 

そして、2020年には、ヴィクトリアマイル、秋の天皇賞と並んで2度めのジャパンカップを制し、そのポテンシャルの高さを証明しました。同年には引退も決まりました。これらの驚異的な連勝と記録的な勝利を積み重ねて、2020年の世界優秀競走馬ランキングにランクインしてのです。

 

エリザベス女王杯(G1)

1976年に右回りの芝コースとして始まったエリザベス女王杯は、ジャパンカップより5年歴史が古いレースです。3歳以上のサラブレッドの牝馬に限定された世界的なG1レースです。

 

初期には、2400mを走る3歳牝馬のみが対象でした。1996年にその他の年齢の牝馬に開放されるまでは、牝馬三冠の第3戦として開催されていましたが、後に秋華賞に取って代わられました。

 

注目すべきエリザベス女王杯の21世紀の勝利馬

1999年には世界的なG1レースとなりました。以来、毎年11月第2週に京都競馬場で開催されています。第44回シリーズには阪神競馬場で開催されました。以下は、この大会で2度優勝した実績のある牝馬です。

 

  • スノーフェアリー:2010年および2011年

 

詳細

 

調教師

エドワード・ダンロップ

Intikhab

父の父

Red Ransom

毛色

鹿毛

生産

Windflower Overseas Holdings

総獲得賞金額

3,911,804ポンド 

 

スノーフェアリーは、このG1で2勝しただけではなく、外国馬として初優勝という歴史を作りました。アイルランド産、イギリス育ちの世界的に活躍するスーパー牝馬で、4カ国で6回のG1制覇を達成しています。

 

スノーフェアリーは、2歳時点ではあまり良い印象の競走馬ではありませんでした。彼女が主要レースで勝利を挙げたのは、3歳時の2010年でした。鞍上ライアン・ムーアの初勝利はエプソムオークスで、クビ差での勝利でした。その後、アイリッシュオークス、エリザベス女王杯、香港杯と続きました。最後の勝利は2012年のアイリッシュチャンピオンステークスでした。腱損傷のため、2013年に調教師のエドワード・ダンロップがその偉大なキャリアを締めくくりました。

 

  • ラッキーライラック:2019年および2020年

 

詳細

 

調教師

松永幹夫

オルフェーヴル

父の父

ステイゴールド

毛色

栗毛

生産

ノーザンファーム

総獲得賞金額

730万ドル

 

ラッキーライラックは、2011年の年度代表馬を受賞したオルフェーヴルの仔です。初戦ですでにポテンシャルを見せつけたのも首肯できます。2017年にすでにいくつかの競馬場でデビューした後、G1に参戦し、即座に桜花賞と優駿牝馬の両方でポジションを獲得しました。エリザベス女王杯(2回)と大阪杯で優勝したのは2019年から2020年のことでした。

 

マイルチャンピオンシップ(G1)

1984年に始まったマイルチャンピオンシップは、3歳以上のサラブレッドを対象とした世界的なフラットのG1レースです。右回りの芝1600mのコースで開催されています。2021年シーズンは阪神競馬場で開催されます。

 

注目すべきマイルチャンピオンシップの21世紀の勝利馬

鍔迫り合いから死闘まで、21世紀のマイルチャンピオンシップの注目すべき勝ち馬をご紹介します。

 

  • ダイワメジャー:2006年および2007年

 

詳細

 

調教師

上原博之

サンデーサイレンス

父の父

Halo

毛色

栗毛

生産

社台ファーム

日本における総獲得賞金額

1,002,230,000円

 

ダイワメジャーは、マイルチャンピオンシップを5連覇した馬です。現在は引退した競走馬でありながら、現役の種牡馬として活躍しています。5年間のレースキャリアの中で、1600mから2000mまでの距離で活躍しました。2003年の2歳シーズンは未出走馬のイベントに専念していました。2004年4月には、三冠の第1戦である皐月賞の10ハロンを、コスモバルクに4分の1馬身差で勝利してその力を見せつけました。

 

ダイワメジャーは、2004年のその後のレースを制してはいません。連覇は2006年の終わりになってからのことでした。天皇賞、安田記念、マイルチャンピオンシップを2度制覇するなど、日本を代表するウェイトフォーエイジ(WFA)レースをいくつか制しています。

 

  • モーリス:2015年

 

詳細

 

騎手

ムーア

スクリーンヒーロー

父の父

グラスワンダー

毛色

鹿毛

生産

戸川牧場

日本における総獲得賞金額

536,246,000円

 

モーリスは2014年の公式戦でスタートダッシュを決めていないかもしれませんが、2015年の4歳シーズンではひとびとの期待を上回る出来でした。約8ヶ月の休養の後、再びコースに戻り、若潮賞とスピカステークスを制しました。

 

それから、同年4月にはダービー卿チャレンジトロフィー(G3)で先頭に立った後、G1での実績を積み重ねていきました。続く安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイルと制覇していったのです。以来、世界屈指のマイラーとして記録を重ねていきました。

 

  • グランアレグリア:2020年

 

詳細

 

騎手

クリストフ・ルメール

ディープインパクト

父の父

サンデーサイレンス

毛色

鹿毛

生産

ノーザンファーム

総獲得賞金額

720,215,000円

 

グランアレグリアは、東京優駿、天皇賞、有馬記念、ジャパンカップを制したディープインパクトの9頭目の産駒です。ディープインパクトの子孫のほとんどは、素晴らしいサラブレッドです。グランアレグリアについては、G3のサウジアラビアロイヤルカップで勝利しており、すでに有望な活躍を見せています。

 

その3歳シーズンの2019年には、桜花賞でG1初制覇を果たしました。2020年には安田記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップを静止、2020年の最優秀短距離馬を受賞しました。

 

チャンピオンズカップ(G1)

2000年にスタートしたチャンピオンズカップは、日本の競馬界では最も新しく設立されたレースのひとつです。JAIレースの中では唯一のダートのG1レースで、旧称はジャパンカップダートでした。3歳以上を対象として1800mの左回りのコースを走ります。2021年は中京競馬場で開催されます。

 

注目すべきチャンピオンズカップの21世紀の勝利馬

ほかのJAIレースに比べて歴史は短いのですが、チャンピオンズカップはかなりの好記録を残しています。

 

  • クロフネ:2021年

 

詳細

 

騎手

武豊

フレンチデピュティ

父の父

Deputy Minister

毛色

芦毛

生産

Nicholas M. Lotz

総獲得賞金額

370,235,000円

 

クロフネはアメリカ生まれの日本調教のサラブレッド牡馬で、芝とダートの両方のコースで印象的な勝ち方をしたことで知られています。怪我の影響で2年しかレースに参加できなかったのですが、10レース中6勝を挙げ、2001年にはJRA賞の最優秀ダートホースを受賞しました。引退後は繁殖種牡馬として成功を収めました。



  • カネヒキリ:2005年および2008年

 

詳細

 

騎手

クリストフ・ルメール

フジキセキ

父の父

サンデーサイレンス

毛色

栗毛

生産

ノーザンファーム

日本における総獲得賞金額

816,291,000円

 

カネヒキリは、ハワイ神話の雷神にちなんで名付けられたサラブレッドの牡馬です。2005年と2008年のチャンピオンズカップで初の2連覇を果たしています。2005年だけでも国内のG1ダートレースで4勝しています。2006年のドバイワールドカップでは4着に沈みました。同年には大怪我をして弓状腱の大手術を受け、28ヶ月間の休養を余儀なくされました。2008年には東京大賞典を制して復帰、2009年には川崎記念を制覇しました。