G1レース:ジャパンカップ2020

2020年11月29日に第40回目のG1レースが開催されます。東京競馬場の左回り(芝2,400メートル)のレースです。2020年10月13日に正式に締め切られるまで競走馬のノミネートが行われます。申告の締切は11月26日で、参加を希望する競走馬は11月19日まで日本にいることが条件となります。それより遅い場合は、参加することはできません。参加馬は18頭までで、指名は無料ですが、申告料は30万円、馬齢制限は3歳以上となります。

負担重量

参加馬の性別、種、年令による斤量ハンデは以下のとおりです。4歳牡馬と去勢馬は57キロ、牝馬は55キロとなります。これらのハンデは北半球と南半球の品種で同じになっています。

北半球から来た3歳牡馬と種馬は55キロになりますが、南半球からの場合は53キロです。北半球から来た3歳牝馬は53キロですが、南半球からの場合は51キロとなります。

歴代ジャパンカップ優勝馬

1980年代

1981年:メアジードーツ

メアジードーツはアメリカのサラブレッド、5歳牡馬です。当時の騎手はキャッシュ・アスムッセンで、2:25:3でフィニッシュしました。調教師はジョン・フルトンで馬主はアルノ・シェフラーでした。

1982年:ハーフアイスト

ハーフアイストは3歳牡馬で、騎手のドン・マクベスと2:27:1でフィニッシュしました。馬主はバートラム・R・ファイアストンで、調教師がスタンレー・M・ホッフのアメリカのサラブレッドでした。

1983年:スタネーラ

スタネーラはアイルランドのサラブレッドで、5歳牝馬としてジャパンカップを2:27:6で制しました。騎手は、ブライアン・ラウス、調教師兼馬主はフランク・ダンでした。

1984年:カツラギエース

カツラギエースは、日本のサラブレッドとして初めてジャパンカップを制しました。当時2歳の牡馬で、ジョッキーは西浦勝一、タイムは2:26:3。馬主は野出一三、調教師は土門一美。

1985年:シンボリルドルフ

4歳牡馬のシンボリルドルフが岡部幸雄の騎乗で2:28:8を記録し、日本馬として2勝目を挙げました。野平祐二が調教し、シンボリ牧場の所有です。

1986年:ジュピターアイランド

ジュピターアイランドは、アイルランドのサラブレッドで、7歳馬としてレースを制しました。騎手のパット・エデリーとともに2:25:0でフィニッシュしました。馬主はタビストック侯爵、調教師はクライヴ・ブリテン。アイルランドでの繁殖でしたが、このレースではイギリスの代表場として出走しました。

1987年:ルグロリュー

ルグロリューは、3歳牡馬として同年に異なる大陸で開催された3つのG1レースを制した初の勝利馬として脚光を浴びていました。騎手のアラン・ルクーと共に 2:24:9で完走しました。調教師はロベール・コレ、馬主はジークライン・ウォルフ。

1988年:ペイザバトラー

ペイザバトラーは、4歳牡馬で、ジャパンカップを制したアメリカのサラブレッドです。騎手のクリス・マッキャンと共に2:25:5でフィニッシュしました。調教師はロバート・フランケル、馬主はエドムンド・A・ガン。

1989年:ホーリックス

ホーリックスはニュージーランドのサラブレッドです。6歳牝馬として、ジャパンカップを2:22:2で制し、史上4番目のタイムを樹立しました。騎手はランス・オサリバン、調教師はデイブ・オサリバン、馬主はグラハム・ド・グルシー。

1990年代

1990年:ベタールースンアップ

ベタールースンアップはオーストラリアのサラブレッドで、騎乗はマイケル・クラークです。このレースで2:23:2のタイムで勝ったときは、5歳でした。調教師はデビッド・ヘイズ、ゲイブ・ファラーなどの共同馬主でした。

1991年:ゴールデンフェザント

ゴールデンフェザントはアメリカのサラブレッドで、5歳のときにジャパンカップを2:24:7の記録で制しました。騎手はゲイリー・スティーヴンス、調教師はチャールズ・ウィッテンガム、馬主はマクノールとグレッツィ。

トウカイテイオー

日本のサラブレッド牡馬、トウカイテイオーがホームで再び勝利しました。4歳のときに、岡部幸雄の騎乗で、2:24:6のタイムで1着でした。調教師は松元省一、オーナーは内村正則。

1993年:レガシーワールド

レガシーワールドも1着を獲得した日本のサラブレッドです。4歳の去勢馬は、2:24:4でゴールしました。騎手は河内洋、調教師は森秀行。

1994年:マーベラスクラウン

ジャパンカップを3年連続で制した日本のサラブレッドとしては3頭目となるマーベラスクラウン。騎手の南井克巳と2:23:6でレースを制したときは4歳牡馬でした。調教師は大沢真、馬主は笹原貞生。

1995年:ランド

ランドはドイツのサラブレッドとして初めて日本G1を制しました。5歳のときに、騎手のマイケル・ロバーツと共に2:24:6でレースを終えました。馬主はイットリンゲン牧場、調教師はハインツ・イエンチ。

1996年:シングスピール

シングスピールは4歳時にイギリス代表として、日本のG1を制したアイルランドの牡馬です。騎手のランフランコ・デットーリと共に2:23:8でゴールしました。調教師は、マイケル・スタウト、馬主はシェイク・モハメド。

1997年:ピルサドスキー

ピルサドスキーもマイケル・スタウトが調教したアイルランドの競走馬です5歳のときに、マイケル・キネーンと2:25:8で勝利しています。当時の馬主はウェインストック卿。

1998年:エルコンドルパサー

エルコンドルパサーはアメリカで繁殖されましたが、調教は日本で二ノ宮敬宇の手によるものでした。騎手は蛯名正義で、レースを制したときは3歳牡馬でした。タイムは2:25:9。当時の馬主は渡邊隆。

1999年:スペシャルウィーク

スペシャルウィークは日本生まれ日本育ちで、調教師は白井寿昭。4歳のときに武豊騎乗でレースを制しました。タイムは2:25:5。馬主は臼田浩義。

2000年代

2000年:テイエムオペラオー

テイエムオペラオーはジャパンカップを2:26:1で制した日本のサラブレッドです。騎手は和田竜二。調教師は岩元市三、馬主は竹園正繼。

2001年:ジャングルポケット

ジャングルポケットは3歳牡馬としてジャパンカップを制した日本のサラブレッドです。騎手はオリバー、ペリエで2:23:8のタイムでゴールしました。調教師は渡辺栄、馬主は齊藤四方司。

2002年:ファルブラヴ

ファルブラヴはアイルランド生まれのイタリア育ち。調教師はルチアーノ・ダウリア、馬主は、スクーデリア・ランカティ。4歳時にジャパンカップを2:12:2で勝利しており、これは歴代最速タイムとなっています。

2003年:タップダンスシチー

タップダンスシチーは、アメリカ生まれですが、日本では友駿ホースクラブの所有馬として、佐々木晶三に調教されました。騎手は佐藤哲三で、ジャパンカップを2:28:7で制しました。タップダンスシチーは当時6歳でした。

2004年:ゼンノロブロイ

ゼンノロブロイは4歳のサラブレッドの日本産牡馬で、2:24:2でレースを制しました。騎手はオリヴィエ・ペリエ、調教師は藤沢和雄、馬主は大迫忍。

2005年:アルカセット

アルカセットはアメリカで生まれ、イギリスでルカ・クマーニに調教されました。騎手はランフランコ・デットーリで、2:22:1でジャパンカップを制しました。このレースでは歴代3位の記録です。当時5歳で、マイケル・チャールトンの所有馬でした。

2006年:ディープインパクト

ディープインパクトは、日本三冠を始め、国内G1レースでは6冠を達成したこともあり、地方馬の間では有名な存在でした。2006年のカップを武豊と共に制したときは4歳牡馬でした。タイムは2:25:1。調教師は池江泰郎、馬主は金子真人ホールディングス。ディープインパクト以降の優勝馬はすべて国産のサラブレッドとなります。

2007年:アドマイヤムーン

アドマイヤムーンは、ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社の所有馬。4歳牡馬として2:24:7のタイムで勝利しました。騎手は岩田康誠、調教師は松田博資。

2008年:スクリーンヒーロー

スクリーンヒーローは、4歳時に2:25:5で勝利しました。騎手はミルコ・デムーロ、調教師は鹿戸雄一、馬主は吉田照哉。

2009年:ウオッカ

ウオッカは、5歳のときに歴代4位のタイムとなる2:22:4で優勝しました。牝馬としては1989年のホーリックス以来の快挙です。騎手はクリストフ・ルメール、調教師は角居勝彦、馬主は谷水雄三。

2010年代

2010年:ローズキングダム

ローズキングダムは3歳牡馬で、2:25:2というタイムでレースを制しました。騎手は武豊、調教師は橋口弘次郎。2013年までは他の勝ち馬と同様に有限会社サンデーレーシングが所有していました。

2011年:ブエナビスタ

ブエナビスタは2:24:2で勝った5歳牝馬です。騎手は岩田康誠、調教師は松田博資。

2012年、2013年:ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナは、3歳と4歳の牝馬としてジャパンカップを2度制しています。1回目は2:24:2、2回目はそれを上回る2:23:1。調教は石坂正ですが、騎手は違います。2012年は岩田康誠でしたが、2013年にはライアン・ムーアに交代しました。

2014年:エピファネイア

エピファネイアは4歳の牡馬で有限会社キャロットファームの所有です。騎手はクリストファー・スミヨン、調教師は角居勝彦。

2015年:ショウナンパンドラ

ショウナンパンドラは4歳の牝馬で、2:24:7のタイムで勝利しています。馬主は国本哲秀、調教師は高野友和。池添謙一の騎乗でした。

2016年:キタサンブラック

キタサンブラックは、大野商事所有の4歳牡馬です。騎手は武豊、調教師は清水久詞。このレースでのタイムは2:25:8でした。

2017年:シュヴァルグラン

シュヴァルグランは5歳牡馬で、2:23:7でフィニッシュしました。騎手はヒュー・ボウマン、調教師は友道康夫、馬主は佐々木主浩。

2018年:アーモンドアイ

アーモンドアイは、3歳牡馬でジャパンカップを2:20:6で勝利。これは歴代2位の好走馬となりました。騎手はクリストフ・ルメール、調教師は国枝栄、馬主は有限会社シルクレーシング。

スワーヴリチャード

昨年の覇者はスワーヴリチャードで、2:25:9で勝利。5歳馬でした。騎手はオイシン・マーフィー、調教師は庄野靖志、馬主は株式会社NICKS。

今年、2020年

今年期待の競走馬はまだ明かされていません。この記事を書いている時点でノミネートが決定しており、さまざまな競走馬が優勝を目指しています。今年のジャパンカップの優勝馬はどれになるのでしょうか。2020年11月にすべては明らかになります。

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