中山競馬場周辺ツアー:JRA日本中央競馬会の全10場の中でも最大規模・チャンピオンたちの本拠地を探訪しよう

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競馬は古代から続くスポーツで、現在でも台頭する他のスポーツによって影が薄くなることはなく、その名声と人気は衰えることはありません。世界で最も人気のあるレースのほとんどは欧米で行われています。アメリカにはケンタッキーダービーがあり、フランスは凱旋門賞を誇示し、イギリスではエプソムダービーに誇りを持っています。

昨今、地球の反対側では、アジアとオセアニアの国々が進歩的な分野で躍進しています。オーストラリアは、サラブレッドの最大の生産国のひとつとしてリードしています。中東のドバイワールドカップは、1,200万米ドルに上る最も豊かな競馬レースです。香港には最も儲かるジョッキークラブがあります。そして我が日本は、年間の競馬レース数が世界で最も多く、最大数の競馬場あるという記録を持っています。

競馬が合法化されているすべての国は、業界で明確なイメージを確立しています。日本での素晴らしい記録でもわかるように、このスポーツは単なる季節イベントではありません。地方であれ全国であれ、他に類を見ないほど賑わっています。ここでご紹介する日本の競馬場の中でも特に有名な中山競馬場を知ることで、成長し続けるコミュニティの一員になるチャンスを得られます。中山競馬場は、東京競馬場に次ぐ日本・世界第2位の競馬場です。

中山競馬場の概要

1920年、船橋市に正式にオープンした中山競馬場では、毎年166,000人以上の観客が集まり、主要な競馬G1(グレード1)レースを観戦し馬券を買っています。最も注目すべきレースは、有馬記念、皐月賞、ホープフルステークス、中山グランドジャンプなどです。以下を続けて読んでいただき、訪問したいレースを見つけてください。

この競馬場は、JRA(日本中央競馬会)が所有・運営しています。JRAは、10の主要な競馬場でのレースと、「WINS」と呼ばれる45の場外馬券売り場、およびその他のJRA関連機関を監督する中央競馬団体です。NAR(National Association Racing)と連携して運営されており、全国と地方の競走馬調教師、サラブレッド、騎手のための基準(ライセンス機関)を設定して地域規模で活動しています。

中山競馬場は東京競馬場よりも10年近く古い歴史を持っています。競馬レース、トラックそしてフィールドのための場所が都心近郊に設置されました。つまり、この二大競馬場は、どちらも大都市の中心的な場所に存在しているということです。JRAは、すべてのレースを確実に監視および訪問するために、前者のイベントを後者とは異なる日付に適切にスケジュールし、その逆も同様です。

3っのコース

この競馬場が持つ広い用途は、その最大の資産のひとつです。巨大な会場は3つの異なるコースを備えています。メイン芝コース、ダートコース、障害物競走(ジャンプ)コースです。それぞれを詳しく解説しましょう。

メイン芝コース

楕円形のメイン芝コースは、内回りコースと外回りコースのふたつに分かれています。それぞれに異なるレールがあり、レールを押し戻して開始位置を変更します。これにより、レースの長さが長くなります。 両方のコースの主な距離は「A」と呼ばれ、延長は「B」と「C」と呼ばれます。 以下はそれらの測定値です。

コース一周距離
内回り – A1,667メートル
内回り – B1,686 メートル
内回り- C1,705 メートル
外回り – A1,840 メートル
外回り – B1,859 メートル
外回り – C1,877 メートル

一方、外回りコースと内回りコースで幅員は同じです。 「A」「B」「C」のコースの違いは、次のとおりです。

コース 幅員
コース – A20 ~ 32m
コース – B17 ~ 29m
コース – C14 ~ 26m

トラックをより一層挑戦的にしているのは、高いうねりです。「フラットレース」のカテゴリーにもかかわらず、ラストマイルで全競技者は中山の厳しい急な斜面を制覇しなければなりません。 内回りコースAは、外回りコースAよりもかなり高い傾斜があります。

1000m、1400m、1800m、2000m、2500m、3600mのレースが内回りコースで行われます。対して、外回りコースは1200m、1600m、2200m、2600m、4000mのレースに対応しています。 3200mを超えるレース(ジャンプレースなど)では、最初に内回りコースを走り、次に外回りコースを走ります。

ダートコース

ダートコースも楕円形です。長さ1,493メートル、幅25メートル、シュートは1,200メートルです。その起伏はメインの芝コースよりも少し低く、正確な高度は2メートルです。

ジャンプコース(芝)

トップクラスの障害競走が中山で行われるため、ジャンプコースは複雑でありながらユニークです。競走馬が急な障壁を飛び越えて着地するための刺激的なコースを作るために、さまざまな配置がされているからです。ここでの競技は強さ、バランス、そしてスピードを競う挑戦的なレースなのです。

コースはOラインとXラインのふたつに分かれています。前者は1,456メートル、後者は447メートルと424メートルで、幅はどちらも20〜30メートルです。

メインスタンド

ご紹介するメインスタンドガイドで、各イベントのベストな観覧席を入手してください。さまざまなコースと同様に、巨大な会場には印象的な屋根付き表彰台が設置されています。メインスタンドは、6階建ての本館と乗馬内エリアから構成されています。本館には、ファーストフードプラザ、売店、および最寄り駅へのアクセス通路が含まれます。各フロアにあるさまざまなタイプの座席と施設は以下のフロア案内表のとおりです。

喫煙はすべてのフロアで許可されていますが、指定されたエリアでのみ可能です。来場した競馬ファンのために、投票場、発売払い戻し兼用機、キャッシュレス入出金機、UMACA会員登録受付カウンターも各フロアで利用できます。それらは本館中央に配置されてます。

フロアOther facilities
B1Fなし予約指定席引換所レストランプラザファーストフードプラザ売店中央門通路競馬ギャラリー
1F(2)分割された自由席正門通路南門通路パドックATM授乳室のあるベビーコーナーシアターホール
2Fシニアシート(1)分割されていない自由席UMAJO スポットシアターホール
3F指定席:A-シートB-シートK-シートK-シート (+i)シアターホール
4F指定席:V-シートボックス席
GF(2)分割Gシート(指定席)

トップクラスのフラットレース

中山競馬場には、見逃せない注目すべきフラットレースとジャンプレースがあるので、カレンダーにしっかり書き込んでください。それらは、世界的に認められ大きな賞金が用意されていることを意味します。まず、G1フラットレースから見ていきましょう。

有馬記念(グランプリ)

対象:3歳以上のサラブレッド

距離:2,500メートル

最大出走馬数:16頭

全国トップクラスのジャパンカップが東京競馬場で開催されるの対して、中山競馬場では超一流のレースである有馬記念を毎年開催します。これは、オーストラリアのグランプリステークスとフランスのグランプリ・ド・パリに相当するレースの日本版です。世界最大の賭け競馬と呼ばれています。

イベントの旧称は中山グランプリ。その後、創設者の有馬頼寧に敬意を表して現在の名称に変更されました。1956年に最初に右回りの芝トラックをオープン。距離は2,600メートルでした。 1966年に現在の長さに短縮されました。

有馬記念の賞金総額は648,000,000円(6,172,000米ドル)。勝者には3億円(2,857,000米ドル)が贈られます。

ホープフルステークス

対象:2歳のサラブレッド

距離:2,000メートル

最大出走馬数:18頭

日本の競馬シーズンは、JRAで最もユニークなレースであるホープフルステークスで終わります。1984年に設立された、2歳牝馬のための唯一のG1中距離レースです。その高額な賞金はともかくとして、このレースは輝かしい日本のトリプルクラウンシリーズに参加したい馬にとって重要であると考えられています。中距離レースを体験する絶好のチャンスです。

現在、賞金総額は152,200,000円(1,450,000米ドル)で、約70,000,000円(667,000米ドル)が勝者に贈られます。

トップクラスのジャンプレース

日本で2番目に人気のある競馬はジャンプレースで、北海道の誇りと喜びと言われる、ばんえい競馬がそれに続きます。日本のジャンプレースの頂点にあるレースをご紹介しましょう。

中山大障害

対象:3歳以上のサラブレッド

距離:4,100メートル

最大出走馬数:16頭

現在トップのジャンプレースは、中山グランドジャンプです。記録によれば、1999年春の中山大障害から派生したものです。中山大障害は、1934年の開幕から1998年まで春と秋に開催される年2回のレースでした。中山レーシングクラブが、今日の日本のダービーの先駆けである東京優駿日本ダービーに合わせて創設しました。現在、16頭の競争力ある挑戦者が賞金総額142,660,000円(または1,296,909米ドル)を争奪。勝者は約66,000,000円(600,000米ドル)を受け取ります。

中山グランドジャンプ

対象:4歳以上のサラブレッド

距離:4,250メートル

最大出走馬数:16頭

グランドジャンプには、特別感が詰まっています。まず、世界で最もリッチなジャンプレースのひとつであり、総額賞金は142,660,000円(130万米ドル)に登ります。第二に、それは4,100メートルから4,250メートルに変更され、国内で最も長距離の競馬レースとなりました。

最後に、最も誇りを持てる重要なことは、世界の他のレースや大障害をも凌駕する、不安定で複雑な障害コースを持っていることでしょう。過去の障壁には、高くそびえる広いレンガの壁、ブラシフェンス、生け垣がありましたが、今日、競走馬たちは、高さ3フィートのゲートを12箇所、長さ12フィートのウォータージャンプ、高さ5フィートのグランドヘッジを通過します。

ペガサスジャンプステークス

対象:4歳以上のサラブレッド

距離:3,350メートル

最大出走馬数:14頭

ペガサスジャンプステークスは、日本の競馬カレンダーに新しく追加されたレースのひとつです。これは、海外で訓練を受けたジャンパーが参加できる国内で2番目の障害物競走です。2001年に設立され、グランドジャンプのブーストレースとなるように設計されています。11回のジャンプと3回のアップダウンからなる印象的なセットが特徴です。

現在、総額賞金は34,820,000円(316,545米ドル)です。勝者には16,500,000円(150,000米ドル)が贈られます。

グレードIIレース

グレードIIとグレードIIIのレースは、上記で解説してきたG1イベントと同様の注目に値します。このレースは、注目すべき業績とパフォーマンスの長期的記録を持っています。以下のリストをご覧ください。

1月

アメリカンジョッキークラブカップ:2200m

2月もしくは3月

中山記念:1800m

3月

弥生賞:2000m

スプリングステークス:1800m

日経賞:2500m

4月

ニュージーランドトロフィー:1600m

9月

セントライト記念:2200m

産経賞オールカマー:2200m

12月

ステイヤーズステークス:3600m

グレードIIIレース

1月

フェアリーステークス:1600m

3月

フラワーカップ:1800m

オーシャンステークス:1200m

4月

ダービー卿チャレンジトロフィー:1600m

9月

紫苑ステークス:2000m

12月

カペラステークス:1200m

中山競馬場へのアクセス

実際にトラックへ足を運ぶのは、ワクワクしますよね?以下にご紹介するアクセスガイドで、チャンピオンたちのホームを訪ねてスリル満点のアクションを体験してください。また、訪れたい競馬場近郊の楽しいアクティビティもご紹介します。魅力的な日本競馬の聖地である中山競馬場と東京競馬場の両方に、数十万人が世界中から訪れようと計画しているのも不思議ではありませんね。

この地区には便利な公共交通機関が完備されています。バスとタクシーを除けば、都心からの最も安い交通手段は鉄道の利用です。9路線と35駅で構成されており、東京を中心に行き来する便利なアクセス方法です。都心からの距離は約22.5kmで、最大40分の移動時間。最寄り駅から会場までの所要時間は以下のとおりです。

出発地点となる最寄り駅バス徒歩
JR西船橋駅15分30分
JR船橋法典駅10分 (ナッキモール近くの地下道を利用)
京成東中山駅10分20分

レースの前後に街の人気のアトラクションを訪れて1日を締めくくりましょう。

遊園地とテーマパーク:

  1. ふなばしアンデルセン公園
  2. 東京ディズニーリゾート
  3. 船橋市運動公園

ショッピングモール:

  1. ららぽーと東京ベイ
  2. イオンモール

神社仏閣:

  1. 二宮神社
  2. 船橋大神社

有名なランドマーク:

  1. サッポロビール千葉工場

博物館:

  1. 千葉県立現代産業科学館

自宅から参加する

何があっても、レースを直接目撃できないことは大きな損失。ありがたい事に、いくつかの著名なレースがオンラインやテレビで放映されています。何千人もの観客と一緒に応援したり、騎手、競走馬、そして調教師の勝利を祝うチャンスが与えられています。以下のテレビ番組とケーブルTVで、すべてのアクションをキャッチしましょう。

  1. テレビ東京:土曜日のイベント
  2. フジテレビ(CX):日曜日のイベント
  3. TVGネットワーク:イベントは米国で上映されます。
  4. NHK(日本放送協会):一部のレース

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